パニック障害
予期しない強い恐怖・不安(パニック発作)が繰り返し起こり、「また発作が来るかもしれない」という予期不安から、特定の場所や状況を避けるようになる疾患です。
パニック発作の主な症状
- -突然の強い動悸・心臓がドキドキする
- -息苦しさ・窒息するような感覚
- -胸の痛みや圧迫感
- -めまい・ふらつき・気が遠くなる感じ
- -手足のしびれ・震え
- -「このまま死んでしまう」という強い恐怖
- -発汗・ほてり・悪寒
- -現実感のなさ(夢の中にいるような感覚)
上記のような発作が複数回起き、「次もあるかもしれない」という恐怖や、外出・電車・人混みなどを避けるようになっている場合は、早めにご相談ください。内科的な検査で異常がなかった方にも、精神科・心療内科での治療が役立つことがあります。
パニック障害の悪循環
パニック発作
突然、強い身体症状と「死ぬかもしれない」という恐怖が現れます。発作そのものは数分〜数十分でピークが過ぎます。
予期不安
「またあの発作が来るかもしれない」という強い不安が常に続きます。この予期不安自体がストレスとなります。
回避行動
発作が起きた場所・状況を避けるようになります(電車・スーパー・人混みなど)。生活範囲が狭まっていきます。
広場恐怖症への発展
一人での外出が困難になるなど、生活の質が著しく低下します。早めに治療を始めることで、この悪循環を断ち切れることがあります。
治療法
薬物療法
SSRIが第一選択です。急性期には抗不安薬を併用することもあります。効果が現れるまでに数週間かかります。
認知行動療法(CBT)
発作への恐怖を和らげ、回避行動を段階的に減らす「暴露法」が有効です。薬と組み合わせることで再発率を下げられます。
発作への不安が続いている場合は、一人で抱え込まずご相談ください。パニック障害は適切な治療によって症状の改善が期待できます。